私が教案を作るときには、教師の質問だけではなく学習者がどう答えるかを予測して教案を作るように心がけています。
質問をするときは、どんな答えが返ってくるかある程度把握していると、授業内で学習者から突拍子もない答えが返ってきて焦ったり、まったく答えてくれなくて困ったりすることもなくなります。
学習者の答えも予測して教案を作る
その中でやらなければならない作業の一つに、未習の語彙や文型がないかチェックすることがあります。
どうして必要かというと、新しい言葉や文型を説明するときに、その説明する言葉がまだ習っていない言葉だったら、まったく意味が伝わらないからです。さらに言うと、習っていない言葉が原因でその日の学習項目に集中できないということもあります。
ではどうやって未習語を調べますか。
教案に未習語がない課一つ一つチェックする
まず第一に、教科書の索引をチェックすることです。
自分が書いた教案の文章を一つ一つ教科書の索引と照らし合わせながらチェックしていきます。こう言われると簡単そうに聞こえますが、これがとても大変な作業です。文型だけなら数が少ないので、未習なのか既習なのかはなんとなくわかると思います。問題は語彙です。オリジナルの教案で楽しく授業しようとすればするほど、この未習語か既習語かという問題が増えてくると思います。
第二に、調べたい言葉をインターネットで検索することです。
私はよく「教科書名 調べたい語彙」を検索にかけて調べていました。日本語教師の方が作っているサイトが多くあるので、手っ取り早く調べるにはこの方法は有効だと思います。
第三に、当アプリの検索ツールを使って検索することです。
これは「みんなの日本語」の教科書のみになりますが、日本語教師が使いやすいように作りました。授業の準備や練習、復習、テストの時などに活用してください。
アプリのダウンロードは以下からお願いします。
以上この記事では、この記事では教案を書く際に大切なことと、未習語の調べ方について紹介しました。
語彙をコントロールした教案づくりは本当に手間がかかるものです。ですが、語彙のコントロールができた授業は本当に分かりやすく、学習者も集中して学習してくれるはずです。
これから教案を書く方に少しでも参考にしていただけたら幸いです。